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≪コラム≫ホーチミンでオフィスを探す際に注意すべき10のポイント

ベトナム国ホーチミンにおいて自らもオフィススペースを借りてビジネスを開始した経験から、物件選びやオフィス開設にあたって事前に注意しておいた方が良い10のポイントをここで共有します。

(1)立地/ビルグレードとアクセスのしやすさは?
ホーチミンのビジネス中心地CBDは、1区になり日本企業もその近辺にオフィスを構えることが多いため、日本企業との打ち合わせが多い場合は必然的に1区とした方が便利です。

ホーチミンのタクシー運転手には、英語が伝わらない場合が多く日本人の発音では伝わりづらいため、打ち合わせから戻るときや、お客さんを呼ぶときに著名なオフィスビル以外では、都度住所や地図を持ち歩いて行きたい場所を説明する必要があります。
また道路には一方通行も多く時間帯によって右折-左折できない場所もあり、時間帯によっては渋滞も発生する場所もあるため、オフィスの立地がアクセスしやすい場所かどうかの事前確認は欠かせません。

英語が伝わらないことも多いタクシー

さらにベトナム企業さんに教えてもらったポイントですが、信用情報調査機関がまだ発達していないベトナムにおいて、ベトナム企業との取引の際には、名刺に書かれている相手の住所を見て相手の信用力を計るといった商習慣があるようですので、現地企業との取引を開拓していく場合、ある程度著名なビルや場所を選んだ方が良いです。

(2)従業員向けのバイク駐輪場の有無は?
ベトナム人を採用する場合、ほとんどはバイク通勤をすることになるのでビル内や近場にバイクの駐輪場があるかどうか、料金や何台まで利用できるのか事前に確認しておきましょう。

(3)オフィス利用可能時間と追加料金の有無は?
夜間/休日などに入退室可能かどうかや、時間外利用の場合に空調利用の有無を問わず追加料金がかかるかどうかは、必ずチェックしておきましょう。
というのも休日は利用できなかったり、追加料金が発生するというオフィスビルもあるからです。

(4)支払諸条件や途中解約をする場合のペナルティや原状復帰義務は?
グレードの高いビルですと保証金3ヶ月分に加え家賃3ヶ月分単位での前払いとなり、最初6ヶ月分の家賃相当額が必要になります。
またオフィスを借りる際に通常1~3年くらいの契約をすることになりますが、業務撤退に限らず事業が好調でオフィス移転のため途中解約となる場合であっても、事前通知期間に関わらず保証金は没収されるケースもあり、また原状復帰工事も要求される場合があるの契約前に確認をしておいた方が良いです。

ホーチミンの中心地

(5)登記できる場所かどうか?オーナーがその資格を持っているか?
ベトナム資本の会社と異なり、日本を含む外資企業が法人登記や駐在員事務所を開設する場合、そこが登記できる場所か、オーナーさんがそのライセンスを持っていて書類を発行してくれるのか確認が必要です。
日本と異なり賃貸アパートの一室では登記できませんし、法律上、物理的な仕事用スペースが無いバーチャルオフィスでの法人登記はできません。
中にはできるといっているローカル会社さんもあるようですが、アンダーテーブルで本来できないこともできてしまう側面がある国でもありますので、将来、役所の実地調査などの際にトラブルになるリスクがある点をご注意された方が良いです。

(6)ビルやオーナーがどういう人か?~ベトナム系以外の入居者の利用状況~
日本企業をはじめ外資企業がたくさん利用しているようなビルですと、トラブル発生時に比較的早く対応してもらえますが、あまり外国の会社に慣れていないビルやオーナーの場合、ベトナム的な対応(反応が悪い、対応が遅い、対策が不十分)となる場合があります。

(7)日本人が食事できる場所は豊富か?
意外と忘れられているポイントですが、駐在される日本人の方にとって毎日(昼・夜)の食事の場所は、働き始めてから実感する切実な項目です。
毎日ベトナム人と同じものを食べるor弁当を持参するという強い覚悟があれば別ですが、近場の選択肢が少ないと飽きもありますし、アジアの他の都市と異なりフードコートなどが無いオフィスビルが多いため、雨期には滝のような雨や非常に暑い中、歩いてレストランまで往復することになります。
コンビニは、少しずつ増えているものの数はまだまだ少ないです(弁当などを扱っていないお店も多数)。食事は、毎日のことなので豊富な選択肢がある場所の方が日々仕事にも活力を与えます。

ホーチミン快適なフードコート

(8)発電装置の有無と発電装置はどこまでカバーしてくれるのか?
ホーチミンの街を歩いていると、たまに内部が真っ暗なコンビニを見かけることもあるように、電力事情は、隣国と比べればそれでもまだ良い方ではありますが、先進国のレベルには遠い状況があります。
そのためオフィスビルには発電装置が付いていることが多いものの、郊外型の小さなビルなどの場合、その発電装置が供給する電力がどこまでカバーしてくれるのか?(一番電力を食うクーラーもカバーしてくれるのか?停電は長時間に及ぶ場合もあり。)についても確認をしておいた方が良い点です。

(9)内装工事をどこにお願いするのか?
レンタルオフィスをお探しの方の中には、工場やオフィスを建設中(内装工事中)であるものの、スケジュールが遅延して一時的に使いたいという方が多数おられるように、万事スケジュール通りに物事が進まないのがベトナムでは一般的です。
日系の内装工事会社は、ローカルよりも金額が高めですがこういった部分の安心感はあります。
また内線交換機やネットワーク機器などは、輸入関税がかかっているので日本よりも購入価格が高い場合があります。

(10)インターネットのプロバイダーの規制は大丈夫か?
ネット上の特定サイトへの接続規制というと中国が有名ですが、ベトナムも社会主義国ですのでこういった規制があります。
現在は禁止されているわけではありませんがFacebookなどを政府からみて好ましくないサイトとして、最初からブロックしているプロバイダーもあります(していないプロバイダーもある)。契約前にそのことを通知してくれないため、契約してから繋がらない、仕方がないので解約すると違約金が発生するというプロバイダーもあります。

主要な道路も地下鉄工事で閉鎖中
<地下鉄工事のため大通りは工事で閉鎖中、通りに面したビルへは迂回することに>

以上、長くなりましたが普通にオフィスを借りると契約書やビル側とのやり取りはベトナム語または英語になりますし、ただでさえ本来のビジネス立ち上げで忙しい中、何らかのトラブルが発生の都度、本業以外の面で時間を取られることが多々発生します。

まだベトナムでのビジネスが見えない進出当初は、契約期間や初期投資額といったリスクを抑え、困ったことがあれば日本語で相談でき、食事場所が豊富などの安心して仕事ができる=本業に専念できる環境であった方が、結果的に本来の進出目的達成への近道であると思われます。

弊社では、自らの経験も交えて成功につながるよう進出をサポートしておりますので、弊社レンタルオフィスご利用の有無を問わず進出の際は1度ご相談くださいませ。

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